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宮川淳「紙片と眼差との間に」水声社

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『宮川淳「紙片と眼差との間に」水声社』はヤフオクでから01月04日 13時 21分に出品され01月24日 13時 21分に終了予定です。即決価格は1,794円に設定されています。現在137件の入札があります。決済方法はYahoo!かんたん決済に対応。滋賀県からの発送料は落札者が負担します。ＰＲオプションはYahoo!かんたん決済、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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「紙片と眼差との間に」
宮川淳著
水声社

夭折した天才美術史家の代表作です。

「紙片と眼差との間に」とはそれ自体詩の一節のような美しい標題であるが、文学作品や芸術作品と我々の間にある決定的な断絶を示唆する深刻な問題提起でもあるのです。

例えば我々は展覧会で絵画を鑑賞するときに「本物」と対面した気になっているが、美術館という場に恣意的に集められて展示されている以上それらは「引用」のかき集めに過ぎず「本物」乃至は本来の物自体ではないという別の位相に気付かされることになります。

このような困惑や苦渋を引き受けつつ物自体と向き合う姿勢を続けることによってこそ我々は物事の本質に少しだけ近づくことが出来るのかも知れません。

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